J1ベガルタ仙台は今日19日、勝ち点1差で追う13位名古屋グランパスと敵地で対戦する。DF平岡康裕(33)が出場停止明けのDFシマオ・マテとのセンターバック(CB)コンビで無失点に導く。「アウェーなので先制点が特に重要になる。サポーターに見せるものは結果だけ」。14位から巻き返しへ、直接対決を制し形勢逆転する。

6月の対戦時には前節からスタメン5人を入れ替えた。CBも例外ではなく同コンビに刷新。FW長沢の2発などで快勝し4連勝へとつなげた。一方、名古屋は、その敗戦以降わずか1勝。9月末から守備に重点を置く前鳥栖監督のフィッカデンティ体制になった。

「(同監督は)鳥栖のときのイメージが強いが、以前よりも攻撃的だと思う。システムというよりも対面した相手に1人1人が負けないことが重要」。18年のJ1得点王ジョーなど攻撃のタレントが多いが、特に7ゴールを挙げチーム得点王のFW前田が脅威だ。「スペースを与えるとスピードに乗ってドリブルしてくる。どこからでもゴールを狙うので時間を与えないようにしたい」と警戒する。

平岡は「(シーズン)終盤だが連勝を築けるように勢いをつけれる試合にしたい」。名古屋から再び勝ち点3を奪い、上昇への分岐点にする。【山田愛斗】