横浜F・マリノスは6日、04年以来15年ぶりの優勝をかけて戦うホームでの2位FC東京戦へ向け、横浜市内で約1時間調整した。

引き分け以下か、敗れても3点差以内で優勝が決まる有利な状況。主将のMF喜田拓也は「勝ちにいきます。相手も必死なので、全てが思い通りにいくとは思っていません。みんなで一から助け合って、信じ合ってここまできているので、そこは変わらない。最後は楽しんでいきたい」と意気込んだ。

この日の練習では3日の練習で別メニュー調整となっていたFWマルコス・ジュニオールやマテウスも元気な様子をみせており、東京戦は累積警告で出場停止のMF扇原貴宏を除き、ほぼベストメンバーで臨める可能性が高くなっている。7日は雨予報ながら、この日、最終販売された自由席チケットも完売。約4カ月ぶりとなる日産スタジアムでの一戦に向け、ポステコグルー監督は「最後の試合で、たくさんの観客のみなさん中でやれることを楽しみにしています。今日までの結果は選手らが日々努力してきた結果。明日もしっかり戦っていきたい」と力を込めた。

4日に発表された東アジアE-1選手権(10日開幕、韓国・釜山)に臨む日本代表にも初選出されたFW仲川輝人は「プレッシャーも楽しみながらやりたい。アウェーでやられているのでその借りを返したい」と勝利での優勝を誓った。ここまでマルコス・ジュニオールと共にリーグトップタイの15得点。得点王、そしてリーグMVPへの期待も高まる中、あくまで「確率の高い方を選ぶ」とチームプレーに徹する気持ちを明かし「マリノスでシャーレを掲げることだけを考えて、7日が終わったら代表に向けて切り替えていけたら」と最終決戦を見据えた。