J1清水エスパルスMF石毛秀樹(25)が23日、復活を目指す今季への決意を語った。この日は静岡市内のグラウンドで2部練習。実戦形式の練習では、左サイドバックで軽快な動きを見せた。「決定的なパスを求められている。どんどん(前線へ)顔を出していきたい」と意気込む。

昨年4月の練習試合中に右ヒザを負傷。前十字靱帯(じんたい)損傷などの重傷を負い全治8カ月と診断され、シーズン中の復帰はならなかった。その後ケガは完治し、15日の今季始動後は順調にフルメニューを消化している。「まだ感覚のズレもある。あり得ないパスミスもするし、状態は70%くらい」と話す。今後は微調整を続けつつ、開幕へ向けてさらにコンディションを上げていく。「2年分の働きを見せる。開幕までに100%に戻して、バージョンアップした姿を見せたい」と力を込めた。【古地真隆】