J2アルビレックス新潟はアウェーで東京ヴェルディと対戦し、1-1で引き分けた。

前半から守備に回る時間が多かったが、ゴール前で体を張り、無失点で前半を折り返す。後半17分、FWファビオ(23)が決定機を逃すと同35分、左CKを東京VDF高橋祥平(28)がゴール。敗色濃厚の後半アディショナルタイムにFW渡辺新太(24)が同点ゴールを奪い、辛くもドローに持ち込んだ。これで新潟は3勝2敗4分け、勝ち点「13」となった。

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渡辺が新潟を救った。敗色濃厚の後半アディショナルタイム、左サイドからのスローインをつないだボールを右足インサイドでダイレクトボレーでゴールへ流し込んだ。

新潟は前半、ボール保持率で相手を下回り、おもしろいように東京Vにパスをつながれた。高いDFラインの裏を突かれ、何度かピンチを迎えたが、何とか要所を締め無失点。攻撃では渡辺とMFロメロ・フランク(32)を中心にカウンター攻撃を仕掛けたが得点を奪えず、0-0で前半を折り返した。

後半9分にFWファビオ(23)、MFシルビーニョ(30)、MF島田譲(29)を一気に投入し打開を図ると同17分、右サイドを抜け出した渡辺新からのパスをファビオがシュート。しかし、GKマテウス(27)の好セーブにあい絶好機を逃す。すると後半31分、左CKからゴールを許してしまう。

東京Vにはこの日も勝利はならず、04年の初対決以来11戦未勝利。チームは今季初の連勝を逃した。次節は8月2日、アウェーで栃木SC(午後6時開始)と対戦する。【小林忠】