サガン鳥栖は、今季最多タイ3得点も空砲に終わり、初の3連敗を喫した。

0-1の前半17分、FW金森健志(26)が相手GKの弾いたボールを押し込んで同点。1-2の後半6分には、MF原川力(27)がFKを直接決めて2度追いついた。さらに、2-4の同26分、後半途中出場のFW林大地(23)が2試合連続の今季5点目で意地を見せた。

だが、課題の守備がまたしても崩壊だ。今季ワースト4失点が重くのしかかり、原川は「5点取り返せるチームじゃないんで、4失点したら厳しい」とガックリ。林は「負けて沈んでいても何もない。勝ちにつながるゴールを増やして行きたい」と声を絞り出した。

新型コロナウイルス感染のクラスターから活動再開後、6試合11得点と攻撃は上向きな一方で、12失点と攻守はかみ合っていない。原川は、3失点完敗した前節の19日横浜戦を踏まえ「攻撃に関しては試合をやる度に良くなっているが、守備のところはマリノス(横浜)と同じことをしている。早く改善しないと勝てない」と危機感を募らせた。