J2ジュビロ磐田はヴァンフォーレ甲府と対戦。前半37分、DF大井健太郎(36)が鮮やかなヘッドで先制ゴールを挙げるも後半に追いつかれそのままドロー。チームは4戦勝ちなし(3分け1敗)の勝ち点30、7位となった。

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頼れる主将のゴールは勝利につながらなかった。磐田は0-0で迎えた前半37分、セットプレーから均衡を破った。左FKからDF大武峻(27)が頭で折り返すと、中央で相手のマークを外したDF大井健太郎(36)がヘディングで合わせて先制点。キャプテンの今季初ゴールでリードを奪った。

前節栃木SC戦は2度リードする展開を守り切れず、ホームで痛恨の逆転負けを喫した。FWルキアン(29)は「下を向かずにモチベーションを保つことが大切」とチームの思いを代弁してピッチに立った。だが、この日も流れをつかみきれなかった。後半5分、自陣右サイドを崩され、クロスから同点ゴールを献上。またしてもリードした展開から追いつかれた。

フベロ監督(46)は後半途中からMF大森晃太郎(28)ら攻撃的選手を入れるも、ゴールが遠かった。チームは4戦勝ちなし(3分け1敗)。この日で前半戦21試合を消化し、7勝9分け5敗で勝ち点は「30」。7位にとどまった。J1に自動昇格を決めた2015年は前半戦を終え、勝ち点40で2位。27日のモンテディオ山形戦から始まる後半戦で巻き返さなければ、目標達成は厳しくなる。【神谷亮磨】