J1は10月21日に3試合が行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

湘南ベルマーレ – サガン鳥栖

・湘南対鳥栖の通算10試合では、湘南が4勝3分3敗と勝ち越している。湘南は2015年以降の鳥栖戦直近8試合でわずか2敗(4勝2分)。しかし、ホームでの今カードでは現在3試合連続未勝利(1分2敗)。

・湘南は第23節柏戦で、第16節G大阪戦以来7試合ぶりの勝利(3-2)を収め、連敗を6で止めた。今節でも白星を挙げると、2019年8月以来の連勝となる(当時2連勝)。

・鳥栖は現在6試合連続未勝利(2分4敗)。この間の総スコアは3-10(得点-失点)。無得点に終わった試合が3試合の一方、全試合で失点を喫している。

・鳥栖はアウェイ戦では現在6試合連続未勝利で、この間では敗戦と引き分けを3度繰り返していて、前回の清水戦は1-1の引き分け。神奈川県のクラブとのアウェイ戦では、現在8試合連続無敗(2勝6分)。同直近11試合でもわずか1敗(3勝7分)。

・湘南は前節柏戦(3-2)で8試合ぶりの複数得点。この間の総得点(2)を上回った。今季先制した試合での敗戦率はリーグワーストの44%(4敗/9試合)だが、同直近5試合では1敗しかしていない(2勝2分)。

・鳥栖は直近6試合で3得点。これ以前は2試合連続3ゴールを記録していた(枠内シュート率:72.7%-8/11)。同6試合の枠内シュート率は、この間ではリーグワーストの28.1%(18/64)。

・今季クラブ得点王の石原直樹は、ホーム戦での鳥栖戦では現在2試合連続得点中(3ゴール)、これらはいずれも仙台所属時に記録している。

・豊田陽平は先発出場した湘南戦直近3試合では3得点を記録しているが、同カード直近2試合は途中出場で無得点。今季出場13試合のうち、現在の7試合連続含む10試合が途中出場で、ここまでノーゴール。


ヴィッセル神戸 – 鹿島アントラーズ

・神戸対鹿島の通算43試合では、神戸が10勝8分25敗と大きく負け越している。神戸にとって鹿島は、今季J1に所属するチームの中で最も1試合平均獲得勝点の少ない相手(0.88)。

・神戸はホームでの鹿島戦で現在の5連敗を含み、9試合連続未勝利(2分7敗)。本拠地での今カードで勝利を挙げたのは、2009年8月の対戦が最後(1-0)。

・神戸は9月23日の鳥栖戦から10月4日の横浜FM戦まで4連勝を記録して以降、現在は3試合連続未勝利(1分2敗)。しかし、直近19試合で無得点に終わったのはわずか1試合のみ(計38得点)。

・神戸はホーム戦で現在、同一シーズン内では2016年10月以来となる4試合連続無敗(3勝1分:当時8試合)。また、本拠地での直近8試合でもわずか1敗しかしていない(3勝4分)。

・鹿島は直近5試合で3敗(2勝)。敗れた試合ではすべて無得点に終わっている。それ以前の15試合では2敗しか喫していなかった(10勝3分2敗)。

・鹿島は関西のクラブとの直近20試合でわずか2敗(12勝6分)。しかし、今季の同対戦では4試合で1勝しか挙げていない(2分1敗)。

・鹿島は今季、タックル成功率がリーグベスト(69.4%:249/359)。対する神戸は、9月以降の同項目がリーグベスト(74.2%:132/178)。

・エヴェラウドは出場した直近6試合でわずか1得点。同選手はこの間でリーグ最多のシュート数(32)を記録しているが、枠内シュート率は39.1%。3試合連続得点を記録していたそれ以前は同割合が58.3%だった。


横浜F・マリノス – 名古屋グランパス

・横浜FMは名古屋戦直近7試合でわずか1勝(3分3敗)。名古屋との今季前回対戦では敗れたが、今カードではクラブ史上1度も連敗を記録していない(横浜FMとなって以降)。

・横浜FMはホームでの名古屋戦直近9試合でわずか1勝(3分5敗)。また、本拠地での今カード直近19試合では、両チームともに1度も3得点以上を記録していない(1試合平均得点:横浜FM-1.1得点、名古屋-1得点)。

・横浜FMは直近5試合でわずか1勝(2分2敗)。また、今季2得点以下に終わった試合ではわずか1勝しか挙げていない(4分10敗)。

・名古屋は直近の試合で敗戦(第23節川崎戦:0-3)。しかし、今季は1度も連敗を記録していない(他:川崎とFC東京のみ)。

・名古屋はアウェイ戦直近5試合で4敗(1勝)。また、敵地での神奈川県のクラブとの直近15試合でもわずか2勝(5分8敗)。

・横浜FMは今季、敵陣ペナルティエリア内タッチがリーグ最多(865)。対する名古屋は昨季、敵陣PA内タッチがリーグ最多だったが(1,028:1試合平均30.2回)、今季はリーグ6番目に少ない(420:1試合平均18.3回)。

・扇原貴宏は今季、パス本数・成功数がいずれもリーグ最多(1,482/1,650)。同選手は2016年シーズン、名古屋に在籍していたが、2試合の出場に留まった(2016年7月9日:川崎戦、2016年7月13日:鹿島戦)。

・マテウスは横浜FMとの今季前回対戦で名古屋の2得点にいずれも直接関与した(1得点、1アシスト)。同選手は10月以降の直接得点関与数がリーグ2位タイ(4点:2得点、2アシスト)。同期間でいずれも複数記録しているのはリーグでマテウスのみ。