J1清水エスパルスMF鈴木唯人(19)が、プロ2年目に懸ける思いを口にした。

19日は静岡市内で行われた午前練習に参加。パスゲームで軽快な動きを見せた後、「今年は目に見える結果を求めていきたい」と抱負を語った。

クラブの期待も大きい。昨季の背番号「37」から、今季は「23」に変更。清水の「出世番号」を背負って戦う。23番は過去にFW岡崎慎司(34)やFW北川航也(24)もつけてプレー。チームでの活躍を機に日本代表に選ばれ、海外移籍を実現させた先輩2人の背中を追う。「2年目でつけられることは大きい。自分なりの23番をつくっていきたい」と力を込めた。

プロ1年目の昨季は30試合に出場。だが、無得点に終わり、チームも16位に低迷した。今季はロティーナ新監督(63)を迎え、積極的な補強で新たに11選手が加入。鈴木唯は激しくなるポジション争いを見据え、オフ期間も積極的に体を動かしていたという。具体的な今季の目標は明言しなかったものの、「1点取れば、得点はどんどん増えると思う。まず最初の1点が大事」と言った。プロ1号とレギュラー定着を目指し、アピールを続ける。【神谷亮磨】