川崎フロンターレのFW知念慶(25)が28日、練習後のオンライン取材に応じた。前日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの組み合わせが決まったが、「個人的には(9試合3得点と)ACLで得点率が高いので、今年も結果を出せるよう、いい準備をしたい」と意気込みを語った。

川崎Fは広州恒大(中国)、ユナイテッド・シティFC(フィリピン)と同じI組に振り分けられた。1次リーグは4月21日~5月7日に行われ、新型コロナの影響で1カ所(場所未定)での集中開催が決定している。

17年のACLで広州恒大と戦った知念は、「勝てなくて(1-1で引き分け)広州恒大は嫌な印象が強い」と、過去2度の優勝を誇る中国の強豪を警戒。「(ACLは)とにかく移動と連戦で体がキツい印象。ケガをしないようにコンディション調整は意識して、試合でいいパフォーマンスができるように準備したい」と話した。

昨季は1年間、期限付き移籍先の大分トリニータでプレーした。「フロンターレは外から見ても、1チームだけ異次元のような、圧倒的な強さだった。どう変わったか気になっていたけど、昨日の練習で戦術的なことをしたら、前から行く守備の迫力がレベルアップしていた。攻撃に特化したチームになったと思った」と、より強さを増したチームの印象を明かした。

攻撃陣はFW小林、FWレアンドロ・ダミアンなどライバルも多いが、「全員がいい準備をすることが連覇のカギになる。出番がなくても腐らず、常にいい準備をしたい」と、高いモチベーションで新シーズンに臨む。