J1名古屋グランパスの元日本代表FW柿谷曜一朗(31)が移籍後初ゴールで勝利に貢献した。

2-0の後半ロスタイム2分、クロスに合わせ加点。「ゴールの瞬間は覚えていないが、必死にハードワークをした結果、たまたま(ボールが)来ただけ」と喜んだ。

後半14分に途中出場した。その際「試合をシャットアウトする気持ちだった」とまずは守備の意識だったという。その流れで生まれた初得点だったが「ビックリしたがホッとした」と安堵(あんど)した。

得点後、ゴール裏のサポーターへお辞儀するシーンもあった。

「あまりに(初得点が)遅かったので『すみません』と。もう1回頑張りますという気持ちがあり、体が勝手にそうなった」。

まだ完全復活への道の途中だ。あいさつ代わりの1発。セレッソ大阪の看板選手から、名古屋グランパスのエースへと、認められる存在になる。【菊川光一】

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