就任2年目を迎えたセレッソ大阪小菊昭雄監督(46)は4日、5日で打ち上げる2週間に及んだ宮崎キャンプを総括した。1月14日の始動後は故障者や、複数の新型コロナウイルスの感染者が出たものの、一丸で戦力の底上げを図った。昨季12位に終わったJ1の今季開幕は、19日のアウェー横浜Fマリノス戦だ。主な一問一答は次の通り。

-ようやくキャンプが終わる

小菊監督 天候にも恵まれて、すばらしい環境で大きなけが人もいなかったことに感謝したい。練習でも攻守のチームのデザインを共有しながら、1つ1つ積み上げられた実感がある。素晴らしい競争が日々行われた。順調にコンディションも上がってきているし、今は70%くらいまでの段階。大阪に帰って1つ1つ丁寧に積み上げて、100%に持っていきたい。

-昨年11月に左膝を手術したFWタガートは

小菊監督 当初はキャンプ終盤には一緒にボールワークを予定していたが、ぎりぎりのところで調整をしているのでリバウンドがあって、全体練習には合流できていない。ただ、大阪に帰って早い段階で合流できると思う。

-コロナに複数の選手が感染したが、チームへの影響は

小菊監督 帰阪後も高い意識で感染予防に取り組んでいきたい。こちら(宮崎)で感染した選手は練習に参加できていない。大阪で感染した選手はまだ合流できていない選手、無事に合流して練習している選手もいる。

-昨年11月に右膝を手術した乾の状況は

小菊監督 (キャンプ中の練習試合で)60分試合ができている現状が示す通り、私たちが予想していたよりも、かなり早いテンポで回復し、状態が上がってきている。5日の試合(完全非公開で相手は非公表)も70~75分出てほしいと思う。開幕までもっともっと状態は上がってくる。