セレッソ大阪小菊昭雄監督(46)が22日、大阪ダービーに新戦力の投入を予告した。

ルヴァン杯が23日に開幕し、1次リーグA組でガンバ大阪-C大阪(パナスタ)の大阪ダービーが実現する。C大阪は昨季のこの大会で準優勝している。

この日、オンライン取材に応じた小菊監督は「勝負を決める結果を出してもらえると期待している」とコメントし、J2ファジアーノ岡山から新加入したMF上門知樹(うえじょう・さとき、24)を、公式戦初起用する考えを示した。

プロ7年目の上門は、今回が初のJ1になる。昨季のJ2で41試合13得点とブレークし、攻撃力アップを目指すC大阪が補強した。MF登録だが、FWでの出場が多くなるとみられる。

19日のJ1リーグ開幕戦の横浜Fマリノス戦(アウェー)はベンチ外も、大阪ダービーに向けて調整してきたようだ。最大の武器は縦回転に落ちるシュートで、大阪ダービーでは先発に起用される可能性もある。

宮崎キャンプで、上門は「点を取る仕事を任されている」と決意していた。かつてMF乾貴士(33)が付けていた出世背番号の7を与えられ、自身の最低ノルマも年間7点以上。「うえじょう」と読む名字から「浪速のジョー」の愛称定着のためにも、デビュー戦でインパクトを残したい。

J1開幕の横浜戦では、17歳の高校2年生ながらJ1デビューしたFW北野颯太(17)もベンチ入り予定で、小菊監督は「2人(上門、北野)はいい準備もできている」と期待は大きかった。

◆上門知樹(うえじょう・さとき)1997年(平9)4月27日、沖縄・うるま市生まれ。沖縄県立与勝高から16年に当時J3の琉球入りし、19年はJ2昇格。20年にJ2岡山に移籍。J2通算121試合34得点。166センチ、61キロ。