タイ1部ブリラムから北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍で加入したタイ代表MFスパチョーク(24)が14日、チームに合流した。札幌市内での練習に姿を見せ、チームメートと初顔合わせした。13日に来日したばかり。この日は全体とは別でランニングなど軽めのメニューで調整した。「チームメートも環境も雰囲気も素晴らしい」と印象を話した。

年代別代表を経験し、17年に19歳でA代表デビュー。国際Aマッチ18試合5得点をマークしている。代表では元札幌MFチャナティップ(28=川崎F)とともにプレーしており、Jリーグの先輩として「将来的に海外でやった方がいいよ」とアドバイスを受けていた。そのため「JリーグはアジアNO1のリーグ。自分の夢だった」と移籍がかない喜ぶ。

母国で「タイの至宝」と呼ばれる有望選手。ブリラムでは石井正忠監督(55)のもと、21-22年にリーグ戦、カップ戦の国内3冠を達成し、満を持して夢への挑戦を決めた。「スピードと1対1のドリブルと対人の強さに自信を持っている。みんな楽しみにしてください」と、武器をアピールする。

この日、タイ向けのJリーグの公式フェイスブックでは合流の様子の映像をリアルタイムでネット配信。母国での注目の高さもうかがえる。現在11位の札幌にとっても上位浮上のキーマンとして、日本の人気漫画「NARUTO」が好きなアタッカーへ、期待が高まる。

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