ヴィッセル神戸は29日、学校訪問事業「GOAL for SMILE」を実施し、今季4度目のこの日は14選手が神戸市内の小学校39校を訪問した。

この事業は神戸の公式戦1ゴールにつきサッカーボール4球を神戸市内の小学校へ寄贈するもので、10年から行われてきた。

同市西区の東町小学校には、FW大迫勇也(35)が訪問。グラウンドで待つ6年生100人の前に登場すると、生徒から「本当に来たー!」、「かっこいい!」と歓声と拍手で迎えられた。

ボールを贈呈し、あいさつした後には生徒からの質問に回答。サッカーを始めた時期を問われて「気づいたら35歳だけど、3歳からサッカーが好き」と答え、プロ選手になるためには「人よりいっぱい練習すること。質より量」とアドバイス。「こうやって認知してもらえることで、スタジアムに来てくれたりもすると思う。憧れてもらって頑張って、こういうところからヴィッセルに入る選手が出てきたらいいなと思う」と話した。

3連覇を目指すチームは、26日のアルビレックス新潟戦で引き分けて勝ち点1にとどまった。自身の2ゴールでリードしながら終了間際に追い付かれた一戦を「(ショック?)もちろん大きい」と痛恨ドローを振り返った。

それでも残り3戦での逆転Vを諦めたわけではない。「簡単に切り替えられるような試合ではなかったので時間はかかると思うが、しっかりと整理していきたい。リーグ優勝は厳しくなったのかなっていうのは思うけど、諦められない思いもある。良い準備をして臨むだけ」と前を向いて戦う覚悟を口にした。

小学生には、勝利の秘訣(ひけつ)を「勝つために何をすべきかを話し合って臨むこと。それをやり続けること」と伝えた。神戸のエースはその言葉通りの戦いで、3連覇への希望をつなぐ。【永田淳】