ドルトムントのマルコ・ロイスについて、23日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 ロイスはドイツサッカー界で2度悲劇の主人公だった。14年W杯と16年欧州選手権ともに直前の負傷でメンバー入りを果たせなかった。

 そして、ロシアW杯まで2カ月弱となった今、ロイスは調子を上げている。レーバークーゼン戦ではドイツ代表のレーウ監督が見守る中、ワールドクラスのプレーを連発。チームマネジャーのツォルク氏は「ロイスのコンディションに問題がなければ、疑問の余地なく代表選手だ」とコメントした。

 膝の十字靱帯(じんたい)部分断裂から復帰後、8試合で5ゴール。現時点でロイスは5月22日に発表される代表暫定メンバーには間違いなく入る。だが、今回も大会前にけがをしないように祈らなければならない。本戦まで残す試合は5試合。ブンデスリーガで3試合と代表親善試合で2試合だ。

 元代表キャプテンのローター・マテウス氏は「レーウ監督はロイスに何ができるかをわかっている。この前の試合は私が見てきた中で彼のベストゲームの1つだ」と話す。