バルセロナのリオネル・メッシ(33)が来夏、マンチェスター・シティーに移籍する可能性があると17日付英紙ミラー電子版が報じた。

今夏にプレミアリーグに移籍すると報じられていた中、一転してバルセロナにとどまることになったが、バルセロナは来夏にメッシが退団することを受け入れるという。

バルセロナのロナルド・クーマン監督は今夏、メッシがマンチェスターCに移籍したいと口にした後、腹を割った話し合いをしたことで最後のシーズンをバルセロナで過ごすように説得したことを明かした。

バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、メッシが移籍金なしで移籍できると口にしたことを全面的に否定し、移籍先のクラブは、契約に従い違約金6億3000万ポンド(約856億円)を満額支払う必要があると話していた。

クーマン監督は「メッシが残留することをいつも願っていたよ。もし彼が今夏に退団してしまっていたら、バルサでの状況は全く違うものになっていただろう。彼は退団したがっていたけれど、クラブははっきりとした態度を示していた。違約金の額はとても高く、このような情勢で世界中どこを探しても、それを支払えるクラブは存在しない。私は彼の家を訪ねて、彼の話を全て聞いた。最終的にはサッカーの戦術の話になったよ。本気なサッカーの話だ。彼がいかに試合が大好きかということと、今でもバルセロナに対して全てをささげたいと思っていることを確信した」と明かした。

同紙はクーマン監督が来季からメッシを構想に入れていないとし、そのことはマンチェスターCのペップ・グアルディオラ監督にとって大きなニュースだろうと付け加えた。

グアルディオラ監督とクーマン監督は、バルセロナ時代のチームメート。グアルディオラ監督のマンチェスターCとの契約は来夏で切れる。

(A・アウグスティニャク通信員)