サッカーの元イングランド代表の名選手で、1966年ワールドカップ(W杯)優勝にも貢献したボビー・チャールトンさんが死去した。86歳。21日、現役時代に所属したマンチェスター・ユナイテッドが発表した。

チャールトン氏は長い間、認知症を患っていた。66年W杯イングランド大会優勝メンバーの多くに認知症の症状が見られるという。これらがきっかけとなり、ヘディング練習を禁止すべきとの議論が英国で巻き起こった。

因果関係は解明されていないが、統計的にサッカー選手は高齢になった時に認知症を発症する確率が高い。2020年2月にはイングランド協会(FA)、6月には欧州連盟(UEFA)がユース年代のヘディング練習を制限する指針を出した。国内でも21年5月に日本サッカー協会がヘディングが脳にダメージを与える恐れがあるとして、子どもたちの練習を制限し、適切なメニューを促すガイドライン(指針)を発表している。