スペイン・サッカー連盟がバルセロナDFクバルシ(17)を、今夏の欧州選手権とパリオリンピック(五輪)の両大会に参加させることを希望している、とスペイン紙マルカが22日に報じた。
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は27日、ドイツで6月14日から7月14日まで1カ月にわたって開催される欧州選手権のメンバー26人を発表する予定になっている。
同紙によると、そこにはクバルシの名が含まれているという。今年1月にバルセロナでトップチームデビューを果たした後、すぐ素晴らしいパフォーマンスを発揮。わずか2カ月後の3月にスペインA代表デビューを遂げたばかりのセンターバックだ。
一方で大きな問題となるのが、U-23代表のサンティ・デニア監督も、パリ五輪に向けてクバルシをメンバーに加えたがっていること。五輪は国際サッカー連盟(FIFA)のAインターナショナルマッチカレンダーに入っていないため、通常、各クラブに選手の貸し出し義務はない。しかしスペインでは、国の代表監督が参加を望んだ場合、クラブは選手を供出しなければならない。
これに従って、スペインのクラブに所属するペドリ(バルセロナ)ウナイ・シモン(ビルバオ)パウ・トーレス(バルセロナ)エリック・ガルシア(バルセロナ)オヤルサバル(レアル・ソシエダード)といった選手たちが3年前、欧州選手権と東京五輪の両方に参加していた。
しかし、中でも当時18歳だったペドリが、この2大会をレギュラーとして戦ったことで激しく消耗し、その次のシーズンでフィジカル面に大きな問題を抱えてしまった前例がある。バルセロナはこれを踏まえ、クバルシの2大会への参加に否定的であるという。
スペイン連盟もこの後、バルセロナと選手の貸し出しについて話し合う予定、と同紙は伝えている。
また、ヤマル(バルセロナ)ニコ・ウィリアムズ(ビルバオ)とともに、欧州選手権で代表に初招集された場合はフェルミン・ロペス(バルセロナ)にも、クバルシと同様に2大会参加の可能性がある。(高橋智行通信員)

