W杯北中米大会の日本代表に選出されたFW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)が27日、帰国して、W杯得点王の野望を口にした。3月の英国遠征で初招集され、スコットランド戦で初出場。わずか12分の出場で印象深いプレーを見せてチャンスをつかんだ。目標は本大会で出ることではなく、得点王。「ビッグマウスではなく、目標が高いだけ」と語るシンデレラボーイが、準備を進める。
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FW塩貝がどでかい目標をぶち上げた。ドイツから帰国した羽田空港。人生最大の舞台での戦いを前に「チームとしては優勝すること。個人としては得点王」と掲げた。驚く周囲に対して「それしかなくないすか? 何を言っているんだと思われるかもしれないけど、それを目標にするのは自由。大会で自分が1番点取れるように頑張りたい」と力強く言った。
代表でのプレーはスコットランド戦の12分間のみ。「あの試合が森保さんの目の前で見せられる唯一の試合だった」と必死にアピールしてアシストを記録。「五分五分」と感じていたW杯切符をつかみ取った。
代表1キャップの選手がW杯でゴール量産となれば異例だが、過去には90年イタリア大会のFWスキラッチ(イタリア)、94年米国大会のFWサレンコ(ロシア)ら“ノーマーク”の選手が最多得点者に輝いた例もある。「世間から本当に(メンバーに)選んでいいんだろうか、みたいなもの(SNSの書き込み)も見るけど、自分の点で黙らせるだけ」と力を込めた。“アンチ”の声もエネルギーにして駆け回るつもりだ。
まだ21歳と代表では2番目の若さだが、目の前のチャンスをつかむことしか考えていない。「あの時に活躍できて良かったな、って将来思えるような活躍ができたら」と口にした。
関東大学リーグ3部の慶大からオランダ、ドイツと戦いの場を移してきて、迎えるW杯。森保ジャパンのシンデレラボーイは、ピッチで強烈なインパクトを与える。【永田淳】
◆塩貝健人(しおがい・けんと)2005年(平17)3月26日、東京都生まれ。バディSC江東でサッカーを始め、横浜FCジュニアユース、国学院久我山高を経て慶大進学。横浜の特別指定選手として24年4月にJデビュー。その3日後にはJ1初得点を決めた。24年8月に休学してNECナイメヘン(オランダ)へ。今年1月にウォルフスブルク(ドイツ)に移籍した。3月に代表初招集。国際Aマッチ1試合無得点。180センチ、77キロ。


