大後監督もびっくり! 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する神奈川大が17日、神奈川・横浜キャンパスで練習を公開。100人以上の報道陣が押し寄せ、コーチ時代から神奈川大指導歴30年目となる大後栄治監督(53)も「これほど多いのは見たことがない。これも注目の現れ」と期待の大きさを感じていた。

 11月の全日本で20年ぶりに優勝し、一躍、箱根の優勝候補に躍り出た。そのため、例年なら「20人前後」(吉野主務)という報道陣が、今回は約5倍。神奈川大は97、98年と箱根で連覇しているが、大後監督は「その時は共同取材なんてなかったし、初めての経験かもしれない」と、少しとまどい気味だ。

 昨季は総合5位で、12年ぶりにシード権を取り戻した。2区の鈴木健吾(3年=当時)が区間賞をマークし、首位に躍り出た。それだけに、今季は、その鈴木と山藤篤司(3年)のダブルエースを配すると予想される往路は「絶対に優勝を狙う」(大後監督)。その先には、20年ぶりの総合優勝が見えてくる。