男子マラソンの服部勇馬(25=トヨタ自動車)が26日、ニュージーランドから成田空港着の航空機で帰国した。

アップダウンの激しいタフなコースで約10日間の合宿。20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月15日)は37キロ付近から上り坂がある。勝負を分かれ目になりそうなポイントだ。「MGCを仮定した上りの練習をしっかりやれた。足づくりには適していたと思う」と振り返った。あまり速いペースで追い込むことはせず、長い距離を踏むことに重点を置いた。

今後は金栗記念選抜陸上中長距離大会(熊本)の5000メートル、ぎふ清流ハーフマラソンに出場予定。春は「土台作り。我慢の季節」と位置付ける。その中でぎふ清流では「(1時間)2分台半ば」を目標とした。MGCへ向けては「自分自身の力がここから急激に変わることはないと思いますけど、自分の体調を整え、自分の力を発揮することで代表は近づく。周りどうこうより、自分自身の走りをしたい」と力を込めた。