女子マラソンで04年アテネ五輪金メダルの野口みずき氏(44)が25日、大阪市のヤンマーフィールド長居でトークショーを行った。

大阪市などが主催する「長居アスレチックフェス」にゲストで登場。五輪3大会出場の金丸祐三氏(35)、パラリンピック4大会連続出場の堀越信司(34)と40分近く、トークを繰り広げた。

野口氏は、陸上を始めてきっかけについて「中学時代に英語部かバスケット部に入ろうと思っていた。友人に誘われて、陸上部に入った。長距離のいいところは自分で記録を伸ばしていくところですよね。その友人は3カ月で陸上部をやめてしまったんですが」と笑いを誘った。その上で「現役時代は1つ1つ目標があり、階段を1段1段登るようにしていきました。これはスポーツに限らず、生活の中でも目標があり、生きていく中でもある。目標を持つ、努力する、その過程が大切なのかなと思います」と子どもたちに呼びかけた。

野口氏はトークショーを終えて「コロナ禍に比べて、昨年秋からリアルでのイベントが増えています。本当に楽しいですね」と笑顔を見せていた。