今夏のパリオリンピック(五輪)男子マラソン代表の大迫傑(32=ナイキ)は2時間11分44秒で13位となった。日本人トップは森井勇磨(33=京都陸協)で、2時間9分59秒で8位。優勝はシサイ・レマ(エチオピア)で2時間6分17秒だった。

大迫は17年の初マラソン以来、7年ぶりにボストンマラソンに出場。序盤から第2集団につけ、1位と5分27秒差でのフィニッシュとなった。

今大会のコースは急激なアップダウンが特徴で、スタートからゴールまでの累積高低差が438メートルのパリ五輪の難コースとも共通する。14日には自身のYouTubeチャンネルを更新し「全く同じコースではないですし、タイプも違うかもしれませんが、他のコースに比べて(五輪への)シミュレーションになるかな」とし、パリ本番まで4カ月を切っていることについては「ボストンは(自分が)走りたいと思って決めたレースなので最後まで走り切る。その次にパリという感じで、(パリ五輪までの)間の短さは考えずにやっています」と話していた。