男子でパリ五輪(オリンピック)代表の大迫傑(32=ナイキ)は2時間11分44秒で13位だった。初マラソンだった17年大会は3位で、今大会が7年ぶりの出場だった。

森井勇磨(京都陸協)が2時間9分59秒で、日本勢最上位の8位に入った。シサイ・レマ(エチオピア)が2時間6分17秒で初優勝し、女子はヘレン・オビリ(ケニア)が2時間22分37秒で2連覇を果たした。

大迫は見せ場をつくれず、マラソンデビューだった7年前の3位を大きく下回る13位に沈んだ。序盤から抜けだし果敢にレースをけん引したレマ、それを追う集団に差を広げられる苦しい展開に終始した。

「五輪史上最難関コース」と評される今夏のパリ五輪を見据え、同じアップダウンのあるボストンに出場。海外勢相手に本番へつながる好結果を目指したが、世界トップレベルとの差を見せつけられた。