チアの木曜日

PINKY’S 海外に行き夢も大きく努力報われた

今回は、世界大会「The SUMMIT 2019」シニア編成レベル3で優勝、ジュニア編成レベル2で3位を獲得したPINKY’Sです。2年前に同大会で予選敗退を経験した後のチームの変化を聞きました。

19年「ザ サミット」シニア編成レベル3で優勝したPINKY’S
19年「ザ サミット」シニア編成レベル3で優勝したPINKY’S

PINKY’Sは、2年ごとにチアリーディングの世界大会に出場してきた。初出場の2013年「ヨーロピアンオープン」ではジュニア編成の2部門で優勝。15年「UCAオールスターチャンピオンシップ」では、ジュニア編成レベル2で優勝した。

しかし、17年に初挑戦した世界大会「ザ サミット」では予選敗退。「不完全だった。スタンツがぐらついた。実力だから認めようと思った」とはチーム代表の新舘祐子さん。この経験を成長につなげたいと、メンバーだけでなくコーチや保護者たちも思いを強くした。

19年の同大会でリベンジを。メンバーたちは感謝の言葉が増え、“見てください”という積極性もでてきた。キャプテンだけがしていたパフォーマンス中の声かけも、みんなができるようになった。「つらいときに“ここだよ!”と声かけしてくれるから頑張れる」。思いやりの気持ちも芽生え、できないメンバーをみんなでサポートできるようになった。2年間、切磋琢磨(せっさたくま)しながら練習を重ねた。チームミーティングでは、全員が納得するまで話し合いを続けた。

「ザ サミット」での演技の様子
「ザ サミット」での演技の様子

いよいよ本番に向けて渡米。日本に残るメンバーと家族からは、日の丸の横断幕にメッセージを書いて手渡された。メンバーの半分は、同時期開催の「クラブチーム世界選手権」「ICUチアリーディング世界選手権」に他との合同チームで出場。PINKY’Sとして出場したのが「ザ サミット」だった。

大会は、日本に残ったメンバーと家族も真夜中にもかかわらず、映像を見ながら応援した。新舘さんは「保護者の方々はメンバー全員をサポートするという一番難しい距離感のサポートをしてくださいました。渡米メンバーだけではないチーム一体を改めて感じられました」。そして演技については「やりきった感がありました。気持ちがすごくこもっていて演技に表れていた。呼吸や目を合わせるタイミングが一緒で、お互いの苦手な部分もフォローしあっていた」と評価した。

19年「ザ サミット」で悲願の優勝を決めた瞬間
19年「ザ サミット」で悲願の優勝を決めた瞬間

結果は、シニア編成レベル3で悲願の優勝。ジュニア編成レベル2でも3位だった。キャプテンの礼央(りょう)さんは「ここまで頑張れたのは、17年に悔しい思いをしたから。あの大会で引退してしまったメンバーのためにも、1人1人が高い目標を持ちながら努力し、最後にこのような結果を残せてメンバーみんなで喜べたのがとても幸せでした」と振り返った。帰国後の祝勝会では、17年のメンバーも一緒に喜びを分かち合った。

「ザ サミット」では全員で記念撮影
「ザ サミット」では全員で記念撮影

新舘さんも、日体大で世界大会を経験。「当時、アメリカで見たものがキラキラしていて今でも覚えている。メンバーたちも世界に行って、憧れが目標に変わる。高校や大学を選ぶ際に、自分の目標につながる学校を選ぶ子が増えました」。例えば、観光学科やスポーツ学科に入学したい、海外に留学したい、添乗員を目指したい、体について勉強したい、などさまざまな目標が生まれているという。「がんばるほど、高いハードルが越えられます。海外に行くことで自信になるし、努力は報われる。夢も大きくしてあげられる。だからこそ海外に行く意味がある」。チームでは「どんな時も感謝を忘れずに、人として当たり前のこと、気持ちを大切にすること」を大切にしている。

今後については「今はそれぞれのチームがレベルアップに挑戦中。目標は21年の世界大会に向けて、みんながレベルを上げて全員が成長すること。こんな時だからこそ、練習できることに感謝し、チームが大切にしてきたことを再認識して実生活にも生かしたい」と話した。

「ザ サミット」での演技
「ザ サミット」での演技

◆SETAGAYA CHEERLEADING TEAM PINKY's 2006年創設。拠点は東京都世田谷区で、区内の施設にて練習。メンバーは幼児から高校生までの約80人。年齢やレベル別に、5つのチームに分かれて活動。

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