三田佳子

日刊スポーツのインタビューに答えながら、時折サングラスを触りじっと前を見つめていた萩原健一だった
日刊スポーツのインタビューに答えながら、時折サングラスを触りじっと前を見つめていた萩原健一だった

「ショーケン!」「ジュリー!」。1987年にザ・テンプターズのボーカルで芸能界デビューした萩原健一。グループサウンズ全盛期、ザ・タイガースの沢田研二と人気を二分した。その後役者へ〝転身〟。70年代からは個性派俳優として映画、テレビで活躍、名作を数多く残した。一方でヤンチャぶりが芸能マスコミを賑わし、逮捕歴4度、結婚は3度した。11年ごろから体調を崩し、19年3月26日に消化管間質腫瘍のため亡くなった。68歳だった。「傷だらけの天使」の恩地日出夫監督は「素顔は常識的でまともなやつ」と死を悼み、「極道の妻たち 三代目姐」で共演した女優三田佳子は上記の言葉とともに「ヒリヒリするほどの火花を散らす芝居だった」と追悼コメントを発表した。(/_;)

<芸能・2019年3月29日掲載>