卓球女子の石川佳純(22=全農)が31日、29日閉幕のスペインオープン(アルメリア)を終え、羽田空港に帰国した。

 世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)の第4シード獲得に向け、現在の世界ランク5位を4位以内にするために先週のドイツオープンとともに優勝を狙ったが失敗。シングルスでドイツは準々決勝、スペインでも3回戦敗退に「最近、いい成績が続いていただけに守りに入ってしまった。課題を見つけることができ、こういう試合を戦えて良かったと思いたい」と前を向いた。

 世界選手権の混合ダブルスでペアを組む吉村真晴(21=愛知工大)がスペインオープン男子シングルスで優勝したことには「ナイスって感じ。個人の(世界)ランクが上がると(世界選手権の)シードも上がるので本当にうれしかった」とパートナーをたたえた。