柔道の世界ランキング上位16人で争うマスターズ大会(23、24日・ラバト=モロッコ)に出場する男女日本代表が19日、羽田空港から出発し、2012年ロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(ベネシード)は世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)前の最後の実戦へ「世界での自分の立ち位置を確かめるとともに、課題を見つけたい」と意気込んだ。

 五輪、世界選手権に次ぐ格付けの大会で、男子は五輪を想定して1階級1人代表で臨む。100キロ超級の七戸龍(九州電力)73キロ級の中矢力(ALSOK)ら世界選手権代表を率いる井上康生監督は「海外勢は五輪に近いレベル。各選手は非常に高い意識をもって闘ってほしい」と述べた。