先月末に行われた卓球のフィリピン・オープンで優勝した石川佳純(22=全農)が8日、連戦を終えて帰国した。大会では準決勝で石垣優香、決勝でも福原愛を破って優勝。最近の国際大会で日本人対決が増えてきたことに「気持ちの面でも強くなれる。五輪に出るための競争なので」と歓迎した。

 混合ダブルスで銀メダルを獲得した世界選手権(4月、中国)では、「すごく調子が悪かった」と明かしながら、振り返る。「勝たないといけない」という気負いが空回りして、精神面でも苦しんだという。いま考えるのは「自分の力をしっかり出すこと」「試合を楽しむこと」。日本人と戦っても、外国人と戦っても、楽しむことで落ち着いてプレーもできた。

 24日からはジャパンオープン荻村杯(兵庫)に出場する。