フェンシングで2020年東京五輪を目指す16歳のホープ、小山桂史(クラーク記念国際高2年)が6日、8月のインターハイ2年連続出場の報告を兼ねて、新宿区の吉住健一区長(43)を表敬訪問した。

 11歳で本格的にフェンシングを始めた小山は、岐阜聖徳学園大附中時代に全国少年大会2連覇を達成。今春のU-17(17歳以下)アジア選手権の団体で、男子サーブル史上初の金メダルを獲得するなど、日本選手で唯一3大会連続出場、連続メダル(銅、銅、金)の快挙を達成した。世界ジュニア選手権でも団体でベスト8に進出し、2020年東京五輪での活躍が期待されている。

 高校から新宿区にある通信制のクラーク記念国際高校に進学して、現在は競技に集中している。表敬訪問に同行した同校の首都圏地区統括部長の小泉潤氏(52)は「1万人生徒がいる。個別の夢を実現するべくカリキュラムも柔軟です」。吉住区長から「文武両道で頑張れ」と激励された小山は、「アジア選手権の金メダルは強豪韓国に勝ったので喜びもひとしおでした。サーブルは中1で出会いました。激しいから面白い。今シーズンは世界ジュニア選手権の個人でもベスト8を狙いたい」と抱負を話した。