ラグビートップリーグのNTTドコモは11日、大阪市内のクラブハウスで南アフリカ代表のロック、エベン・エツベス(24)と同SOハンドレ・ポラード(21)の入団会見を行った。

 エツベスは先日のW杯で全7試合に出場。身長204センチの長身を生かしたラインアウトと、献身的なプレーで大会の「ベスト・フィフティーン」に選ばれている。日本戦には途中出場しており「FBの五郎丸はいい選手だった。その他の日本代表もいい選手がそろっていた。僕はあの敗戦で逆にモチベーションが上がったよ」と歴史的一戦を回想。プレーの話を一通り終えると「日本での楽しみはユニバーサルスタジオジャパンに行きたいんだ。けれども、一番楽しみにしているのは練習だよ」とユーモアたっぷりに会場を盛り上げた。

 一方のポラードもW杯は全7試合に出場。弱冠21歳で、すでに代表20キャップを数える。日本戦については「あのときはベンチスタートだったけれど、ベンチから見ても印象に残っている選手がいる。SHの田中、WTBの松島、FBの五郎丸だね。そして全ての日本代表が素晴らしかった」と敬意を表した。W杯から休む間もなく14日にはコカ・コーラとの開幕戦(花園)を迎えるが「体はタフネスについていけると信じているよ。より多く練習し、より多く試合に出れば、より賢い選手になれると思っている」と日本でのレベルアップを誓った。