日本バスケットボール協会は10日、東京都内で理事会を開き、公式大会での違反行為へ対する罰則を新たに設け、表彰式などを無断欠席した場合には出場資格停止などの処分を科すことを決めた。

 昨年12月の全国高校選抜優勝大会では、女子決勝で敗れた桜花学園高(愛知)の井上真一監督が表彰式を欠席していた。

 また、全国の競技者のプレー機会増を目的に、協会への登録料値上げを決めた。値上げ分は各都道府県協会へ還元し、試合数や大会増による体育館の確保などに使用する方針という。

 また品川区西五反田にある日本協会事務局を、22日から文京区後楽に移すことが報告された。男子のBリーグや女子Wリーグの事務局も同所へ移転予定で、大河正明専務理事は「関連団体との意思疎通を強化する」と説明した。