羽生結弦(21=ANA)が「音」へのこだわりをかいま見せた。

 29日、ボストンTDガーデンで行った世界選手権の公式練習前にフリーの構成について言及。後半の4回転-3回転の連続トーループを、4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプへ変更したことについて「いろいろ(構成を)組み替えて試した結果。なんとなく後半の曲のリズムがサルコーに合っている」と理由を説明した。

 秋葉原の専門店に通うほどのイヤホンマニアで、普段からオーダーメードで型取りした高級イヤホンで音楽を聴く。曲、リズムを繊細に感じる耳を持ち、今季のフリー曲「SEIMEI」も、自らのこだわりで約30パターンの編曲から選んだ。今季最終戦まで、曲と演技のベストマッチをとことん追求する。