バドミントンのアジア選手権(中国)女子ダブルスを連覇したリオ五輪金メダル高橋礼華(27)松友美佐紀(25=ともに日本ユニシス)組が1日、成田空港に帰国した。

 2月全英オープン、3月のマレーシアオープンでは日本人ペアに敗れたため、今年に入って初優勝だった。

 決勝は韓国ペアに2-1と快勝。高橋は「決勝戦はトップの中国ペアを破ってきた勢いある選手だったが、自分たちが崩してやろうと戦えた。1-1になっても、引きずらないで最後勝つとの気持ちになれた」と、笑顔を見せた。

 松友も「優勝より、自分がやろうとしていることが、少しだけ形にできたことがうれしい」と「タカマツ」の進化を実感するように言った。

 五輪翌年の今年は、東京五輪連覇へ、個々の力を上げることを課題にする。21日からは国別で世界一を争うスディルマン杯(オーストラリア)がある。8月の世界選手権(スコットランド)に次ぐ、今年の目標になる大会。

 松友は「今年1年かけて、今までできたことのないプレーをつくりたい」と、結果を求めつつ、ペアのレベルアップを目指していく。