来年2月の平昌冬季五輪でメダルを狙うスピードスケートのナショナルチームが21日、北海道網走市で強化合宿を公開し、女子中長距離の高木美帆(日体大助手)は「状態は徐々に良くなっている。いい練習ができている」と体力づくりの手応えを語った。

 この日は自転車でオホーツク海沿いなど90キロを走った。5月の本格始動から約1カ月。持久力、パワーとも着実に増していると言い「去年より強くなった。体をうまく使えている」と充実感をにじませた。

 金メダルを目指す女子団体追い抜きでともに戦う姉の高木菜那(日本電産サンキョー)は「右足に(体重を)乗せられるように意識しながら練習している」と右膝のけがからの復調をアピール。菊池彩花と押切美沙紀(ともに富士急)も昨季は故障に苦しんだが、順調な回復ぶりをうかがわせた。

 女子短距離のエース、小平奈緒(相沢病院)はナショナルチームに参加していない。