18歳の杉原が初出場の女子個人総合で6位と健闘した。12・566点だった平均台では成功と認められれば「スギハラ」と命名されるE難度の新技「足持ち2回ターン」に挑戦。9位だった予選では回避しただけに「攻めた演技ができて良かった」と達成感にあふれた。

 大会前に右肘を痛め、朝日生命で指導する日本体操協会の塚原千恵子強化本部長は「一時は本番に間に合わないかもしれないとさえ思った」と言う。得意の床運動でも全体2位の13・833点と躍動し「愛子スマイル」がはじけた。