フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦ロシア杯の公式練習が19日、モスクワの会場で行われ、シニアGP初参戦となる女子の坂本花織(16=シスメックス)が、何度も口元をおさえ、苦しそうにする場面があった。

 練習後、坂本は「大丈夫です」と笑顔でふるまったが、中野園子コーチによれば「鼻がつまって苦しかったようです」。15日に同門の三原舞依が風邪をひき、坂本も軽い風邪をもらったと明かした。

 ただ、熱はなく試合に大きな支障はないとみられる。坂本は9日の近畿選手権で非公認ながら初の200点超えとなる合計201・15点をマーク。「その自信をつなげて、今回も200点を出したい」と意気込んだ。