明大が昨年度大会初戦で苦杯をなめた京産大にリベンジした。

 6-14とリードされた後半19分に投入されたCTB山崎洋之(2年=筑紫)が鋭いランでビッグゲインし、流れを替えた。その後にSO堀米航平(4年=流通経大柏)CTB梶村祐介(4年=報徳学園)WTB山村知也(2年=報徳学園)がトライを奪い、再逆転した。

 スクラムで劣勢に回りながら、終盤に地力を見せた。丹羽政彦監督は「前回の試合(対抗戦最終戦)から時間が空いた。後半にゲーム感覚が戻ってきて、3トライできた」。冷静に振り返る姿が点差以上の力の差を感じさせた。BKリーダーの梶村は「向こうは“2年連続で明治を食いたい”と思っていたでしょうが、僕らには背負ったものの大きさがある。昨年、失ったものが大きかったですから」と、気持ちで上回った点を強調した。

 2大会ぶりのベスト4入りを決め、1月2日は大東大戦。ロック古川満主将(4年=桐蔭学園)は「京産大さんと同じでスクラムが強力。アタックは波に乗ればある程度いけると思うので、DFでどれだけ我慢できるかです」と次戦への抱負を口にした。