驚異の追い上げをみせたがあと1歩届かなかった。31年ぶり3度目の初戦突破を果たした秋田工が、今夏高校総体8強の広島皆実に惜敗し、初の8強入りを逃した。

 第1Q、流れの中からの得点を奪えないまま一気に15点差をつけられたが、6連続ポイントで1点差に詰め寄り意地を見せた。前半を2点差で折り返したが最後に突き放された。

 片桐博美コーチ(58)は「実力は向こうが1枚上だったが、広川主将がうまくゲームコントロールしてくれた。勝負どころのフリースローや3点シュートが入っていれば結果は違っていたと思う。3年生が最後まで諦めずにプレーして2年生がつないでくれた」と振り返った。