2月の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で活躍した日本の選手たちが3日、早くも各地で国際大会に出場した。スピードスケート女子500メートルで金、1000メートルで銀メダルに輝いた小平奈緒(31=相沢病院)は中国の長春で世界スプリント選手権に出場し、500メートルで1位、1000メートルで4位となり、総合首位に立った。

 平昌五輪のレースから約2週間。小平は500メートルで2位に大差をつける快走を見せた一方、1000メートルは4位にとどまった。2日から風邪気味で微熱もあったといい「五輪のときのような輝きを見せたい」と思い描いた滑りではなかった。それでも日本勢初の総合2連覇へ、首位に立った。

 金メダルに輝いた500メートルは得意のアウトスタートで、100メートルを全体トップの10秒26で通過し、スムーズに加速。2位に0秒55差の独壇場だった。約1時間50分後の1000メートルは出だしこそ鋭かったが、後が続かない。風邪の影響で「喉がつぶれそうだった。後半は呼吸が苦しくなった」と珍しく弱音を漏らし、せきをしながら取材に応じた。

 日本でのうなぎ上りの注目度は自身も驚くほど。選手団主将の重責を果たした五輪後、日本に2日間滞在したが、休む間がなく「知らない間にたまった疲れが結構ある」と本音を語った。

 それでも500メートルで圧倒的優位を確保し、残り2レースに臨む。本調子ではなくても、気持ちの余裕は失わない。「1本1本を大事にして最後まで乗り切りたい」。五輪女王は自らに言い聞かせるように、気持ちを切り替えた。