平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スピードスケート女子500メートルの金メダリスト、小平奈緒(31)が6日、春の全国交通安全運動に合わせて長野県警の一日交通部長に就任し、安全運転を呼び掛けた。

 小平は長野県庁前に警察官の制服姿で登場し、県警の内藤浩文本部長が交通部長に委嘱。小平は「悲惨な事故をなくし、日本一、世界一安全な長野県を目指す」との交通安全宣言を読み上げた。

 取材に応じた小平は「制服を着ると身が引き締まる思い。氷の上では速度無制限だが、道路ではゆとりある運転をしてほしい」と笑顔で話した。

 この日の取り組みを企画した長野県の担当者は「時の人となった小平選手の起用で、県民に安全意識を高めてもらいたかった」としている。

 小平は平昌五輪の女子500メートルで金、1000メートルで銀メダルを獲得。日本選手団では主将と閉会式の旗手を務めた。