世界ランキング24位錦織圭(28=日清食品)は、同33位のフェリシアノ・ロペス(36=スペイン)を7-6、6-4でストレート勝ちし、初戦を突破した。過去の対戦成績を4勝3敗とした。4年連続5度目出場となる錦織は同大会16年の4強以上を目指し好発進を飾った。

 粘って主導権を握った。第1セットはお互いサービスキープで迎えたタイブレーク。5オールから錦織の放った強烈なバックハンドショットが決まりセットポイントを握った。最後はロペスのショットのミスを誘って、1時間を超える同セットを先取した。

 第2セットは第1ゲームから15-40のブレークチャンス。見事にものにして、いきなりのブレークだ。第6ゲームでブレークされ3オール。しかし、錦織も続く第7ゲームをブレークバックしリードを奪い返した。5-4で迎えた第10ゲーム、錦織はサービスゲームをキープし試合を決めた。

 2回戦は第3シード、同4位のグリゴール・ディミトロフ(26=ブルガリア)と対戦する。過去の対戦成績は錦織の3勝1敗。

 4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会で、同じクレーコートの全仏オープン(27日開幕)の前哨戦となる。