関東学生アメリカンフットボール連盟は26日に都内で臨時理事会を開催した。

 日大は19日付ホームページで指導者公募を始めたが「いくつか懸念がある。徒労に終わらないように」と、22日付で日大保健体育審議会と部に対し「新監督・コーチ選考にあたりご留意いただきたいこと」を通達したと発表した。

 日大の公募はOBを除外して外国人前提のように、英文の募集要項を掲載した。連盟は公募期間が10日と短く、重要な選考委員や選考過程が不透明で、一部理事主導などであればガバナンスに問題ありとした。選手らの自主性が尊重されるチーム環境、OBでも問題はなく、指導者や背後の権力者によるワンマン体制に陥らない仕組み構築を求めた。これらが解決しなければ解除は認められないとした。

 また、今季の出場停止処分が解除されない場合、日大は7試合とも不戦敗となる。来季はBIG8に自動的降格となるが、連盟は出場を前提に準備を進めている。今季解除されなかった場合、連盟は日大に補てんを求めるという。会場負担金やチーム券など約300万~400万円とみられる。日大の今季初戦は9月1日に日体戦が予定されている。