卓球男子の日本代表、張本智和(15)と同女子代表、長崎美柚(16=ともにエリートアカデミー)が1日、都内で行われたコナミスポーツクラブ卓球スクール開講記念イベントに特別ゲストとして参加した。イベントでは、実演のほか、試合形式のゲームをするなど約2時間、集まった約50人の子どもたちと触れ合った。

 2人ともに6月が誕生日。関係者から卓球台を模したバースデーケーキが贈られると、サプライズ演出に驚いた表情を浮かべた。ケーキを頬張ると張本は「甘くておいしい」と話し、15歳の目標に「世界ランキング5位以内」を掲げた。また、長崎も「1番の目標は世界ランキング20位以内に入るとこと。そのためには1試合1試合大事に戦いたい」と誓った。

 また、イベントの途中には、世界選手権団体戦(4月29日~5月6日)の報告会も行われた。男子は6大会連続メダルを逃し、張本は「初めての世界選手権の団体戦でメダルを逃し、悔しい気持ちでいっぱいだったが、東京五輪につながるはず。悔しさを忘れず日々、努力していきたい」。銀メダルを獲得した女子の代表だった長崎は「出場できなかったが、世界で良い経験ができた」と話した。