フィギュアスケート女子で6日(日本時間7日)開幕のグランプリ(GP)ファイナルに出場する紀平梨花(16=関大KFSC)が5日(同6日)、カナダ・バンクーバーの本番会場で公式練習に臨んだ。

GP第4戦NHK杯、第6戦フランス杯を制し、今季無敗で挑む大舞台。練習ではダブルアクセル(2回転半)を1本試しただけで、6人中1番手で曲をかける順番が巡ってきた。それでも冒頭にいきなりトリプルアクセル(3回転半)を成功させ、フリップ-トーループの連続3回転、3回転ルッツとショートプログラム(SP)のジャンプを全て成功。3回転半は11本中8本成功させ「明日の朝練で確認をして、フリーも同じぐらい自信を持ちたい」と意気込んだ。

日本女子でGPファイナル制覇となれば、13年浅田真央以来、5年ぶりの快挙となる。「今のところ、(今季)自信をなくした試合はない。何とかNHK杯のフリーの演技をしたい。ショート(SP)も練習ではうまくいっているので、練習通りに滑って、ジャンプもきれいに決めたい」。平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)金メダリストのザギトワらも出場する大舞台で、恐れることなく力を出し切る。