東地区5位の秋田ノーザンハピネッツが西地区5位の三遠ネオフェニックスを下し、今年最終戦を白星で締めくくった。

同点で迎えた第4Q(クオーター)、激しい点の奪い合いに、根負けしなかった。集結した3456人の大声援に押され、徐々にリードを広げていく。残り1分を切ったところで保岡龍斗(23)の3Pシュートが決まると、クレイジーピンクのボルテージは最高潮に達した。この試合のMIPに輝いた保岡は「本当にたくさんの応援、ありがとうございます。(シーズンは)まだ半分終わっただけです、来年もっと頑張ります」と、巻き返しを誓った。

5連敗中で迎えた今年ホーム最終戦は、絶対に負けられない戦いだった。ペップ・ヘッドコーチ(49)は「昨日(29日)が残念な試合だったのに、今日これだけの人が応援してくれた。今日は絶対にギブアップしないとみんなで誓い合っていたんだ。最後まで集中して戦ったからこそ、素晴らしい勝利をつかむことができた」と会心の表情を見せた。新年スタートは1月6日、中地区2位の川崎ブレイブサンダースへと乗り込む。