関大が昨年リーグ2位の立命大を破り、優勝に可能性を残した。関大が立命大戦に勝利したのは、10年以来。関大はこれで、今季リーグ戦を4勝1敗とし、立命に並んだ。

5戦全勝の関学大を追う。先制、逃げ切りを図ったが、第4クオーター(Q)で10ー14と逆転を許した。だが、あきらめなかった。残り1分で敵陣28ヤードからQB日野上健一(4年)が投じたパスを、WR渡辺大介(3年)が相手ディフェンダー2人に囲まれながらもキャッチ。試合を決定づけるTDを奪った。「ツキが回ってきたら絶対TDをとってやると思っていた」と笑顔。指揮を執る中村敏英ヘッドコーチ(46)は「渡邉は夏合宿で脱臼を繰り返していた。(今日の)キャッチで一皮むけ、うれしい」と話した。