神奈川大が悲願の女子総合初優勝を飾った。390・5点で、2位東洋大の355点に35点あまりの差をつけた。個人13種目、リレー3種目で一つの優勝もなかったが、総合力で栄冠を勝ち取った。

舟橋道成監督は優勝杯を高々と掲げると「感無量です。スーパースターがいる東洋大に勝てたのが、すごくうれしい」と喜びに浸った。2005年に学内で強化指定となった。関東で女子は2部、男子は4部だったが、そこから同監督の熱血指導で15年をかけ、女子総合優勝にたどり着いた。

象徴的だったのが大会4日間での最終種目、女子800メートルリレー。白井璃緒(3年)今井月(2年)酒井夏海(1年)永島遥(2年)を擁する東洋大に、神奈川大は高橋美来(3年)望月絹子(3年)谷頭聖(3年)仮屋美邑(2年)のメンバーで挑んだ。結果は東洋大が8分1秒15の大会新で優勝、神奈川大は8分5秒33で2位。個別種目では勝てなかったが、スター軍団が新記録を喜ぶ横で、価値ある団体優勝をつかんでいた。