日本男子のエースで、世界42位の錦織圭(31=日清食品)は、1回戦で同16位のカレニョブスタ(スペイン)に5-7、6-7、2-6のストレートで敗れた。しかし、「勝てるんじゃないかと思える出だしだった」と、久しぶりの手応えを感じた復活の一戦だった。主な一問一答は次の通り。
-調子はどうだったか
錦織 いいプレーをしていただけに、タフな負け。でも、昨年復帰してからベストなテニスだった。
-感覚は戻ってきているか
錦織 勝てるんじゃないかと思える出だしだった。それぐらい、ボールをとらえる感覚と球筋と、いろいろ良かったので、落胆はしていない。
-それでも勝つのは難しい
錦織 このぐらい戻ってきても勝てないんだなというのは、ちょっとショックというか。微妙なところ。
-トップ10に戻るのに、どのぐらいかかりそうか
錦織 もちろんタフな道のりだとは思っている。今年、できるかどうかは分からない。ただ、自分のプレーをできそうかなというのが若干見えてきた。復帰の道のりとしては悪くはない。
-なぜ突然良くなったのか
錦織 復帰の時はいつもそうだが、このいい感覚が、自分でもいつ来るのか分からない。特に何かしたわけでもない。負けたことはきついが、なるべく前を向いてやっていきたい。
◆全豪オープンテニスは、2月8~21日、WOWOWライブで連日生中継。WOWOWオンデマンドでも同時配信予定。