日本記録1分45秒13を持つ「カツオ」こと松元克央(24=セントラルスポーツ)が、予選4組4レーンに登場した。1分48秒49を出して全体の2位で午後の準決勝に進出した。

萩野公介(26=ブリヂストン)は1分48秒63で、全体の3位通過となった。

松元は今大会で1分44秒台突入を目指している。3月には長野・東御市での準高地合宿を順調にこなした。2日には「まずは今大会に集中していく。(やり残しは)一切ないです。あまり絶好調とかいうとタイムが悪かったときに恥ずかしいので、ちょっといい、ぐらいにしておきます」と控えめに笑った。

鈴木大地を育てた鈴木陽二コーチに導かれて、花形種目でのメダル獲得を目指している。大言壮語はしないで、実現できることを口にするタイプ。その口ぶりから、今大会での日本新記録も期待される。

200メートル自由形は派遣標準記録が1分45秒76となっている。また800メートルリレーメンバー4人の選考も兼ねており、1分47秒08を突破して4位に入れば、リレー代表に内定する。